ジャズを作曲する

ジャズを作曲する

ジャズはなんと言っても、テンションコード。
テンションコードは魅力的であるが、
自分の身になり、使いこなすのは時間と経験が必要だ。

ということで、
私が実験した作曲法。

 

 既存の曲を下敷きにして曲を作っていく。

 

いろいろ私も試してきた。
コード進行をそのまま借用する方法は何度もやった。

ヒットした曲は、やはりコード進行にもオーラがあり、
メロディも生まれやすい。

他には何か方法はないか?
と考えていたら、思いついた。

 

 リズムセクションを借用する。
 ドラムパターンとベースパターンを借用したらどうか?

と思いついた。

 

当時よく聞いていた、マンハッタントランスファーの楽曲「Operator」を借用。

原曲はこんな感じです。39秒ぐらいから歌が始まります。

マンハッタントランスファーは、
夫婦二組のメンバーで(今は夫婦かどうかは知りませんが)、昔から安定したコーラスを聞かせてくれて私は大好きです。

 

このドラムとベースを、
必死で耳コピして、DAWのトラックをつくりました。

 

原曲をWAVファイルでダウンロードしてオーディオトラックに貼り付け、
そこからドラムとベースを耳コピした。

 

それを何度も何度も繰り返し聞いて、
メロディーが浮かび、コードを考え、
間奏などのアレンジをつけ加えた。

そしてできたのが次の曲です。

 「鴨川on my mind」作詞&作曲 ツカム

楽曲の良しあしは置いといて、

アイデア次第で曲は量産できるのかもしれませんね。

 

泣き虫「大迷惑星。」のコード進行

かつてウクレレを教えていた若い人から久しぶりにメールがあった

ツカム先生、この曲のコード進行を教えてください。

まだ有名な曲じゃないからネットでは載ってないんです。

 

それにYouTubeのリンクが貼られていた。
「大迷惑星。」泣き虫

最近は、マスメディアに乗らないアーティストがずいぶん活躍しているんだな。

 

曲調は浮遊感のある感じ。
はっきりしたコードの匂いがしない。
分数コードっぽい。

 

分数コードというのは、
コードを鳴らして、かつベースの音が指定されている。

例えば、C/G とか。
これは、Cコード【ド、ミ、ソ】を鳴らして、
ベースは【ソ】を弾く。

ギターの音では少しわかりにくいが、
ピアノやキーボードなら良くわかる。

この曲は全編こんな感じだと思う。

メモしたものを写真で、
送ってあげた。

 

これが正解かどうかはわからない。
コード進行に正解とか不正解とかは全くなくて、作曲家やアレンジャーのまったくの好みです。

 

クラッシックの和声進行では、
絶対にやってはいけない進行というのがありますが、
ポピュラーではいわば何でもありです。

 

なかなかいい感じの分数コードで進行しているので、
この進行で私も何か1曲作ってみよう。
なかなか良い勉強になりました。

Waikiki のことはワイにキキ

Waikiki のことはワイにキキ

ハワイアンのオリジナル曲ができました。

 

現在通っている大阪芸術大学音楽部の専門取得単位のひとつに
「音楽データベース」というものがあります。

これは、自分のネイティブな情報を後世のためにデータベース化して残していくというもの。

 

1年次、2年次と計12日の講義と実習を経て、
最後の6日間の仕上げの授業です。

 

学生はそれぞれ自分の興味があり研究したいテーマについて、
調査してデータなどを集めてデータベース化していきます。

 

私は「ハワイアンミュージックの曲の分析」を取り上げました。

 

というのも、
ウクレレ演奏でいろんな施設など慰問演奏に出かけますが、

ウクレレで演奏しても「ハワイアン」っぽくない楽曲も多くあり、

なぜ、「ハワイアン」はハワイアンらしいのか?

という疑問があったからです。

 

スタンダードなハワイアンミュージック15曲のコード進行を分析しました。
そうすると、ハワイアンらしいコード進行が見つかったのです。

 

そして、その進行に基いて作曲したのがこの「Waikikiのことはワイにキキ」です。
ハワイを思い出しながら楽しんでくれると嬉しいです。

詳しい研究データはまた別の機会に載せたいと思っています。


「Waikikiのことはワイにキキ」作詞&作曲&歌 ツカム

もう少しアレンジを丁寧にやって、近いうちに「TuneCore」で世界一斉配信する予定

2021年5月、iTunes から配信が始まりました。ありがとうございます。

【クリスマスソングの作り方】
https://ukulele-tsukamu.com/2020/01/07/write_christmassong2/