もし小林正観さんがシンガーソングライターだったら【第2回】ウクレレがあるじゃないか

大好きな小林正観さんの教えから発想して書いたオリジナル曲について記事にしています。今回は「宇宙はいつもニュートラル」と言う教えについてです。

1. 宇宙は中立、あなたの心が色をつける

第1回は「そ・わ・か」の笑いについて書いて、楽曲「Waikikiのことはワイにキキ」を紹介しました。

もし小林正観さんがシンガーソングライターだったら【第1回】

宇宙には本質的に幸せも不幸も存在しない。存在するのは、それらを判断する私たちの心だけ。

正観さんは、この根本的な真理を繰り返し伝えてきました。でも頭では理解できても、感情がすぐには追いつかないのが人間の難しさです。

私も頭ではしっかり理解していますが、日常で出会う出来事に、ついついイライラしてしまいます。嫌なことや辛いことばかりに意識が向きがちです。
しかし、これは私たちの心が選択している見方に過ぎません。

人生の中で起こるどんな出来事も、実はニュートラルなもの。失恋したって、新しいスタートのチャンスかもしれない。仕事で失敗したって、成長のきっかけになるかもしれない。
大事なのは、心がそれをどう「ジャジするか」。つまり、自分の内側にあるフィルター次第で、世界の見え方が変わるのだ。

雨が降ったとする。
ある人にとっては「せっかくの予定が台無しだ」とマイナスに感じるかもしれない。でも別の人は「植物が潤って良かった」とプラスに捉えるかもしれない。
出来事そのものはただの「雨」。それをどうジャッジするかで、私たちの気分も、行動も変わってくる。

心理学では「ABC理論」と言う考えに近い。何か出来事に対して感情が起こるのは、その間にあるあなたのビリーフと捉え方が大きく影響していると言う考え方だ。

2. 欠点なんて無い。それが個性だ

自分の性格や行動を直したい変えてみたい、という願望は誰にでもあります。しかし、足りないところばかりに注目すると、気持ちが萎縮し、前に進むエネルギーを奪われてしまいますよね。

日本の教育システムは、往々にしてマイナスの部分を修正し、全体的なレベルを上げることに注力してきました。
例えば、国語の点数が低いと、他の科目(算数や英語)で良い成績を収めていても、その「欠点」にばかり焦点を当てがちです。長い間我々はこの常識的な考えに洗脳されてきたと言えるでしょう。
これは受験というシステムがあるからなんでしょう。国語の点数が低いのは個性ではないのですか?

3. 990個の幸せを見つける

10個の欠点を見つけるよりも、990個の「できること」を認識する方が、はるかに幸せにつながります。
いえ、正観さんは「それが幸せなんだ」と言います。

「自分には990個もできてることなんてない」と言う人は、すでに否定的な思考パターンに深くはまり込んでいて洗脳されている可能性が高いですよ。

毎日歩けること。
青空が見れること。
職場を選べること。

幼稚園児じゃああるまいし。と馬鹿にしないでくださいね。
些細で当たり前に思えることでも、それらを数え上げてみると、私たちの日常には驚くほど多くの「幸せ」があることに気づくはずです。

4.コロナ騒動でできた曲

2020年春からのコロナ騒動。
私はイライラし通しだった。

周りを見渡しても何かおかしなことばかり。
でも、そんな時に不平不満を言ってる場合じゃない。
楽しめることなんて周りにいくらでもある。
ここにウクレレがあるじゃないか。音楽もあるじゃないか。

そんな気持ちからできた曲なんです。

「ウクレレがあるじゃないか」   by ツカム

  悩みの解決は Lonly night (論理ない)
  クヨクヨしても Ah Hold me tight(アホみたい)
  ウクレレがあるじゃないか
  歌うしか NO NO 脳がない

  トリ説の人生 ツマんない
  ショパンはいつでも恋がない
  ウクレレがあるじゃないか
  NO UKULELE NO NO LIFE

今、身の回りにある幸せを見つけることが幸せ。
この境地に至るにはまだまだだと思います。
この曲を歌い続けたら、少しはその境地に近づけるかも。

もし小林正観さんがシンガーソングライターだったら【第1回】

はじめに

この記事をお読みになっているあなたは、きっと小林正観さんのファンでしょう。ありがとうございます。

私が小林正観さんと出会ってからおよそ20年が経ちました。
初めて正観さんの著書を手に取った時の衝撃は今でも鮮明に覚えています。それまで接してきた一般的な自己啓発本や成功哲学とは全く正反対のアプローチに、「え?どういうこと?」「ほんまかな?」と疑問符ばかりでした。

特に私が深く共感したのは「そ・わ・か」の中の「笑い」についての教え。
「そ」は掃除、「わ」は笑い、「か」は感謝。この3つを常に実践していきましょう。と言う教えです。

正観さんの講演会には何度も足を運びました。
「中国は4000年の歴史。小林正観の講演会の料金は、4000円」必ず言ってたような。講演会の冒頭から30分もの間、ひたすらダジャレを連発する正観さん。時には「帰りたい人は帰っていいですよー」と真顔で告げる姿は印象的でした。

笑いの哲学と正観さんのダジャレ

正観さんはよく「笑い」について段階を説明されていました。

「面白くて笑うのは、笑いの初級者。面白くなくても笑うのは笑いの中級者。わけも分からず笑うのが笑いの上級者」

この言葉には正観さんの教えの本質があるような気がします。
「か」の感謝の実践でも、ありがたいことが起こって感謝するのは誰でもできる。どんな一見不幸に見えることにも感謝をすると、神様はラッキーを与えてくれる。と正観さんは言います。

講演会では、真面目な話題に入ろうとするまさにその瞬間、思いがけないダジャレが炸裂することがよくありました。「ここからいい話になるぞ!」と身構えた聴衆の予想を裏切るように、突然のダジャレ。

本当にこのくだらないダジャレの連発で、帰られた人もおられるそうです。笑
何か深い話が聞けるらしいと言う噂で、初めて正観さんの講演会に来られた方がいたそうです。
学者肌というかアカデミックっぽい方、男性の方だったらしいです。講演会始まって30分間ずっとダジャレを言っているので、アホらしくなって帰ったそうです。

正観さんはそんなことも全く気にしないで、次回からの講演会もダジャレの連発でスタートします。誰からの評価も気にしない。自分が好きだからやっていると言うスタンスが、私は好きで好きでたまりません。

音楽創作への展開と「ワイキキのことはワイにきき」

正観さんの教えから大きな影響を受けた私は、その精神をさらに広げるために、オリジナル曲の制作を始めました。そして後に配信も始めます。

その中で生まれた曲の一つが「ワイキキのことはワイにキキ」です。

この曲のアイデアは実に単純なもの。ハワイのワイキキに関西人の友人と訪れた際、必ず誰かが言う言葉「ワイキキのことはワイにきき」。「お前も言うんかい」とつっこむ私。

日本に帰国後、「誰かがきっとこのタイトルで曲を作っているだろう」と思い、検索してみたものの、意外にも見つかりませんでした。

そこで「ならば自分が作ろう」と決意し、正観さんの「笑い」の精神を取り入れた楽曲を制作することにしたのです。

音楽的なことを少しお話しすると、この楽曲のコード進行は少し工夫をして作っているのです。

タイトルのように一応ハワイアンソングを意識してますから、ハワイアンぽくなるように曲作りを始めました。

ではどうしたか?

ハワイアンの有名な曲20曲位をネットで調べて、そのコード進行を分析したのです。そうすると何がわかったか?法則を見つけたのです。
ハワイアンっぽくなるコード進行というのを自分なりに発見し、そこからこの曲を作っていったのです。
アレンジでハワイアンっぽくなる楽器を採用するのも1つの手ですが、このコード進行はハワイアンの伝家の宝刀と言えるでしょう。

その後も、正観さんの教えからヒントに楽曲制作を続けてストリーミング配信を続けています。このマガジン「もし正観さんがシンガーソングライターだったら」で、制作の発想など書いていきます。よかったらフォローなどお願いします。

聴いてね↓

「Waikiki のことはワイにキキ」作詞・作曲 ツカム

Waikiki のことはワイにキキ
メイドインHawai iとは俺のこと
Waikiki のことはワイにキキ
カメハメハ大王はマブダチだから

  ダイヤモンドヘッドで生まれたのさ
  アラモアナは子どもの頃の遊び場なのさ

Waikiki のことはワイにキキ
波音とウクレレが出会う街さ

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